創業20年のIT企業での経理DX
2000年代に創業したWeb系企業で、経理業務を行なっていた正社員が退職したことにより業務が行えず、業務部分だけのアウトソーシングを検討していました。
eQuality Projectでは、業務を外注するだけではなく、現時点で行われている業務内容の聞き取りから、具体的な経理ツールの選定、経理フローの見直し・提案までを一貫して行い、資金繰り状況を簡易に可視化できる状態にしました。
実施したこと
・経理業務のフローの聞き取り
・業務フローのゼロからの組み立て
・経理システムの検討・導入・運用
・社内外の方への経理業務のフロー変更の周知
eQuality Memberのなかで、大手企業での経理経験を持つ方が社内の聞き取り及び税理士との相談を行い、ITツールに代替できるところの置き換えを進めました。また、過去に事務職を行い社内コミュニケーションに長けた方を実務におき、2名体制でDX化をはかりました。
これまで、経理業務は必ず出社して業務を行う必要があるなど、リモートでは対応できない状況だったところを、完全にリモートで完結できることに成功しました。
プロジェクトに参加したeQuality Memberより
外からの目線で経理フローをヒヤリングすることで、業務のムダに気づくことができ、効率化およびリモート化を図ることができました。
最初から「リモートで業務はできない」とするのではなく、ボトルネックになっていることは何なのか?ということに向き合い続け、業務のスリム化とリモート化に成功しました。
経理の運用を行うメンバーは小さな子どもがいるため、在宅で仕事ができることで移動にかかる時間も削減でき、その分業務に使うことができました。日中や夜間など、時間に拘束されず仕事ができたことも、個人的には助かりました。育児中も経理の実経験を積むことができ、キャリアが広がったと実感しています。